『高気密』・『高断熱』といった言葉がよく使われていますが、『気密』性能の違いで住まいに与える具体的な影響はあまり知られておりません。
断熱性能は施工の仕方はもちろんですが、使う断熱材によっても大きく性能は異なります。
しかし、気密性能に関しては、既製品を使えば性能がよくなるわけではなく、 細かな隙間を適切に塞いでいく、非常に経験と時間と技術のいる作業の積み重ねで性能を確保します。
1気密性能の低い住まいでは、せっかく暖めたお部屋の空気もどんどんと外に流出してしまいます。
この流出は屋外と屋内の温度差が大きいほど、外の風速が早いほど、流出は大きくなってしまいます。
外が寒いからといって屋内を暖めれば暖めるほど、屋外への空気の流出が大きくなってしまっては本末転倒です。